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6月 歌舞伎座 昼の部
夜の部に引き続き昼の部です。
三階下手よりの一番前、やった。

君が代松竹梅

松の君    翫雀
梅の君    愛之助
竹の姫    孝太郎

ビジュアルは愛之助さんが一番かなで、終わった演目です。
どうも平安朝の衣装での舞いがしっくり板についてないみたい、三人とも。
しかし、この季節に松竹梅ってどうよ?

双蝶曲輪日記 角力場

濡髪長五郎    幸四郎
吾妻       高麗蔵
放駒長吉&与五郎 染五郎   

もともとこの濡髪が好きでないこともあってあまり期待していなかった演目でしたが、案外な拾い物でした。染五郎さんの放駒が良かったです。先達ての此下藤吉は染ちゃんだいぶ辛かったようですが、この役は無理なくできたのでは。
若々しく一本気で純朴な、若者をのびのびと演じていました。ちょこちょこ歩きに腰の低い物腰、ちゃんと米屋の丁稚の風情を残してるんですよね。 それが自然でいやみがない。山埼屋与五郎役もばっちりです。色気があってかわいい(笑)。こういう役が本当にうまいです。
濡髪の幸四郎さん、大きいのはいいのだけど、声がくぐもって少々セリフが聞き取り難かったと感じたのは私だけでしょうか? 
ところでこの話の筋ですが、
若旦那の与五郎と平岡が遊女吾妻をそれぞれに身請けしようとしいてます。濡髪は放駒との取り組みわざと負けます。そして、わざと負けた事を放駒に伝え吾妻を与五郎に譲ってほしいと頼みます。 なぜ負けたかっていうと自分が勝ってしまったら与五郎と平岡の間で波風が立つからだというのですが。これって、この時代の大人の上分別なのでしょうか?
私は、放駒の「物を与えておいて、後から金を払えと言ってるのと同じだ」って言うセリフ(うる覚えなので正確ではないです)に激しく同意してしまいました。 何かやり方きたないような。
やっぱり誰がやっても濡髪は好きになれないなあ。
 
で、続く


# by weitsicht | 2006-06-24 10:15 | 歌舞伎
6月歌舞伎座夜の部2
身替座禅

山藤右京    菊五郎
太郎冠者    翫雀
侍女小枝    梅枝
侍女千枝    松也
奥方玉の井  仁左衛門

夜の演目はこれが一番の楽しみでした。
恐妻家のくせに浮気性の大名、山藤右京(菊五郎)。前にねんごろになった花子から、都に出てきたので会いたいと手紙をもらい、なんとか奥方の目を盗んで会いに行こうと知恵を働かせます。持仏堂にこもって座禅を組むことにして、奥方の玉の井(仁左衛門)に近づかないようにいい太郎冠者(翫雀)を身替りにしまうす。そして、ほいほい遊びにいくも、しっかりばれて・・・つうまあ他愛のない話です。
菊五郎さんは、この浮気性の大名を愛嬌たっぷりに品よく演じていました。翫雀さんの太郎冠者もかわいかったです。 そして、なんと言っても仁左衛門さんの玉の井・・・・何もしなくても出てくるだけで、笑いを誘うって、すごいかも。こちらもいやみのない、かわいげのある奥方を演じてました。怒った時のドスの効いた声がすてきです(笑)。 侍女の松也さんと梅枝さんがとてもきれい。

二人夕霧
藤屋伊左衛門    梅玉
後の夕霧       時蔵
弟子いや風      翫雀
弟子子れん     門之助
弟子てんれつ    松江
三つ物屋四九    團蔵
おきさ         東蔵
先の夕霧       魁春    

これって「吉田屋」のパロディーだそうですが、何を楽しむ舞台なんでしょう?
イヤホンガイドからしていきなり突っ込んでいましたが後の夕霧太夫(時蔵)の衣装のこととか、もしかして突っ込んで楽しむ話なんですか? 花魁の姿のまんまご飯を炊いてる夕霧さんや伊左衛門の家で、好き勝手に三味線は持ち出すは家の中にずかずか入っていく吉田屋女房のおきさ(東蔵)さん。でもそれ以上に設定が、先の夕霧に入れあげ勘当され紙の着物を着てる伊左衛門さんが、どうやって廓にかようの、太夫を身請けできるの? 死んだことにした太夫もその後どうするつもりだったの、伊左衛門さんにも内緒で?いや先の夕霧さんが死んだことになってたから後の太夫とどれくらいでそういう関係になったんだあ?あげくに三人仲良く幸せにって、あーた、なれる?なれるかぁ~? あまりに突っ込みどころが多すぎて突っ込みきれない・・・・。
でも、案外好きかもこういう滅茶苦茶な話。時蔵さんきれいだったし。
# by weitsicht | 2006-06-23 23:51 | 歌舞伎
6月歌舞伎座夜の部

暗闇の丑松

丑松     幸四郎
お米     福助
祐次     染五郎
四郎兵衛  段四郎
お今     秀太郎

見てきました。 噂さ通り、暗い、暗い(笑)。舞台も内容も、真っ暗暗い暗いでした。
そう言えば「水天宮利生深川」も暗かったですね。最近はこういう暗めがお気に入りかな、高麗屋さん。
う~ん、なんていうか、序幕はお熊さんのセリフが聞き取りにくいし、暗くって見てて疲れるし・・・・・・丑松さんはいきなり二人も殺して出てくるし。お米さんって、設定は数えで21歳らしいけど、何か所帯やつれした長屋のおかみさんみたい・・・・。

やれやれこれからどうなることやらと思っていたら、二幕目になって、福助さんのお米がぐっと良くなります。 必死で丑松をかき口説き、信じてもらえずふっと黙り込んだ瞬間から見せる美しさ、ああ、この人今自分の心を殺したんだって、今までの辛い思いや、分かってもらえない悔しさ、全部心の中に押し込めて殺してしまった。そしてそれから丑松を一心に見つめ杯を交わすお米。この世のなごりにいとしい人の姿をしっかりと焼くつけようとするその姿がいじらしいです。そして、舞台から去るときのうらぶれた中にただよう妖しい美しさ。で終わればよかったのに、障子の陰からのぞくそのお姿、恐いんですけど・・・ほとんど幽霊のよう。福助さんって時々余計なことして、自分で自分のお芝居だいなしにしいることがあるって思うんだけど。

大詰めに入ってやっと舞台の照明は明るくなります。 ここで、仇の四郎兵衛と女房のお今が登場。 これがまあすばらしくいやなやつらでございます。お米が死んだことを知ると縁もゆかりもないと迷惑そうに言う、薄情な四郎兵衛(段四郎)。 そして、意地の悪さ、いやらしさ全開のお今(秀太郎)。こんな人達のとこにいたのねと、あらためてお米さんに同情したくなります。丑松がお今を刺す場面は唯一やったれって、彼を応援したくなる場面でした。

最後は風呂屋の釜場、この話で唯一明るい場面です。風呂屋の番頭(蝶十郎)さんが忙しそうに働いています。鼻歌まじりにリズミカルに動く姿が楽しくて、桶を積み上げたところで拍手。丑松さんはその番頭さんの目を盗んで、男湯に入って四郎兵衛を刺して逃げてきます。 だれが悪いってそもそも自分が短気で、短慮だからなんですよね、この丑松さん。 身から出た錆とはまさにこのこと、4人も殺して、惚れた女まで自ら死に追いやって・・・・逃げてこの先どうすんでしょうねえ~。 主人公に全然気持ちが入っていかない話しでした。 お米と四郎兵衛とお今の三人でもってた話だわ、これ。

で、続きは明日
# by weitsicht | 2006-06-22 22:32 | 歌舞伎
来年の大河ドラマ
先日、『風林火山』の配役発表、第2弾がありました。
由布姫に柴本幸さん、信方に千葉真一さん、後、竜雷太と谷原章介には気づきましたが、 後佐々木蔵之介さんもいたとか・・・・・。 谷原さん、なにやるのかな、個人的には信繁だったらいいなってちょっと思ったりもするんだけど。
でも、あんまり出番の多い役で、舞台がなくなるのはいやかも・・。 この人にはTVよりさ、板の上に立っててほしいんだよね。 と勝手に我儘言ってます。

さて、この大河ドラマというやつですが、我が家では毎年必ず見てます。最初はね。 そして大抵途中で挫折します。最後まで見切ったってことはほとんどないです。
今年の「功名が辻」はなぜかめでたく今現在のところ挫折せず見てますが。 今年はどこまでもつでしょう。

この15年くらいの間で最後まで見たのは「毛利元就」くらいだったような。。。ちなみに、最短は「MUSASHI」でした。
# by weitsicht | 2006-06-17 13:29 | 雑記
秋は、国立&演舞場?
国立劇場で10、11、12月と忠臣蔵を通しでやるそうですね。吉右衛門さんに藤十郎さん、そして幸四郎さん。何か、藤十郎さんを挟んで写る写真が微妙なんだけど(^_^;)
見たいけど・・・・・新橋演舞場も気になる。だってこれとか あるしこれとかあるしこれとかもあるし、そう言えばだんな、「三婆」が見たいって言ってたし、それになんたって、これがもう、我が家のメインイベント。
新感線ファンの息子が黙ってるわけないし、娘も当然乗ってくる。だいたい息子をファンに引き込んだ私がもう、毎日だって見たいわけよ。
染ちゃんの悪役だよ・・・・天魔王だよ。「メタルマクベス」のチケットゲットし損ねた身にはもう絶対今回は譲れない。 歌舞伎座捨てて、秋から冬は演舞場&国立劇場かしらん いや、早まると後悔するかも。
あっちが気になる、こっちも気になる身体が二つほしいわい、じゃなくて、まずお財布の問題なんだよね(溜息)
# by weitsicht | 2006-06-16 00:02 | 歌舞伎
新しい歌舞伎座かあ~
ちょっと前になりますが、丸谷才一さんが新聞のコラムに、
新しい歌舞伎座のために出された提言が載っていました。  

まず地下鉄の東銀座駅からじかに劇場の地下一階に行けるようにする
エレベーターとエスカレーター両方をつける、車椅子に配慮を
階段の傾斜をゆるやかに

うんうんそうだよね、是非そうしてください。今の歌舞伎座は年寄りにやさしくないです。

ロビーをもっと広く  狭いと根を詰めて見た疲れがとれない

なるほど、そういえばロビー狭いですよね

女の客の晴れ着が引き立たない 劇場が衣装比べの場を兼ねれば女の見物がお殖え従って男の客も多くなる

・・・・・・・え、 あの、衣装比べって、する気ないですけど。 てか、比べられるような衣装なぞ持ち合わせてないんですけど・・・。 

婦人用のトイレを今の三倍くらいに

これ、賛成。 
 
ひしめき合ってるお土産物の店をなるべく地下に置くようにしてはどうか

あら、あれ駄目ですか?   
あそこ流すの好きなんだけど。何か浅草の仲見世を流してるみたいな雰囲気があって。
扉一枚、向こうでは人間国宝のすばらしい芸をやってって、ちょっと出るとぐっと世話にくだけた・・・まるで歌舞伎の舞台そのまんまのこの混沌とした雰囲気。 これだけ大きな劇場で昔の芝居小屋の雰囲気を残してる唯一の場所。 これそのまんま引っ越すわけにはいきませんかねえ。

客席内の飲食は絶対に禁止。 弁当を広げる食堂を用意

う~ん 確かに横で煎餅とかビールみたいな匂いの強いもの食べてたらいやかも
でも、弁当は座席で食べたいし、目出鯛焼きも食べたい。
私自身はお芝居の最中に食べたり、飲んだりはしません。
でも、横でペットボトルのお茶飲んでたり、鯛焼き食べながら見てる人がいても全然気にならないけどそのあたり、人によって感じ方ちがうのかなあ~?

ロッカーをたくさんしつらえてもらいたい
楽屋とりわけ脇役たちの部屋に配慮を 楽屋にもエレベーターを2台

ここら辺は是非よろしく

最後、 歌舞伎座の美点は音響効果がすばらしいこと。
木の使い方がうまくいってるのでこうなったんだそうです

そうですね、音響効果を悪くするようなことは絶対にしないで、今のレベルを是非キープしていただきたいです。

丸谷さんは触れてませんが、個人的にはあの座席、是非ともなんとかしてください。
あの狭さは苦痛です、もっとゆったりと見れるように。そして、今、は一等席でもとても見難い時があります。前に大きな方が座ると背の低い私は目の前に壁が出来たよう。さらに小柄な母の席を取るときはとても神経を使います。なるべく通路側を取るとか。 どこからでも見やすいよう工夫していただきたいです。

歌舞伎座の高層化は避けられないのでしょうねえ。 でも、なんとかあの雰囲気、中身も外身も残してほしいって思うんです。
新橋演舞場の時、母は風情がなくなったとずいぶんこぼしてました。 歌舞伎座がそれこそ国立劇場みたいになったら、こぼしまくるだろうなあ・・・・。
# by weitsicht | 2006-06-15 00:54 | 歌舞伎
八月納涼歌舞伎演目
第一部 (午前11時開演)

1「慶安太平記」(けいあんたいへいき) 丸橋忠弥    橋之助
                         松平伊豆守   染五郎
                         弓師藤四郎   市蔵
                         忠弥女房おせつ 扇雀

2「近江のお兼」(おうみのおかね)    近江のお兼  福助  

 3 新作舞踊劇
  「たのきゅう」               たのきゅう   三津五郎
                         ぼんきゅう   小吉(初舞台)
                         おろち     染五郎  

第二部 (午後2時45分開演)
1「吉原狐」(よしわらぎつね)        泉屋おきち   福助
                          尾杉      扇雀
                          花魁誰ヶ袖   孝太郎
                          貝塚采女    染五郎
                          小松屋おえん  橋之助
                          三五郎     三津五郎

2 上「団子売」(だんごうり)          杵蔵    扇雀
                           お臼    孝太郎
  
  中「玉屋」(たまや)              しゃぼん玉売り   染五郎

  下「駕屋」(かごや)              駕屋三太     三津五郎
                            犬        小吉

 第三部(午後6時開演)
   「南総里見八犬伝」(なんそうさとみはっけんでん)
     発端 房州富山山中より
     大詰 馬加館対牛桜まで
         
         犬山道節 網干左母二郎     三津五郎
         伏姫 山下定包         扇雀
         浜路 犬山角太郎        孝太郎
         犬塚信乃            染五郎
         犬山荘助            高麗蔵
         壮官大塚墓六          亀蔵
         金碗大輔            秀調
         犬飼現八            信二郎
         犬田小文吾           弥十郎
         犬坂毛野            福助


歌舞伎に係わらずお芝居のチケット取りは私の仕事です。いいんだけどね。
7月は泉鏡花月間、玉三郎&海老蔵だもんね、皆手を上げる訳。 母や主人が歌舞伎会に入ってるからまあ、取れないってことはないけど・・・母の分に娘、主人に自分、ついでに友人に頼まれた分まで無事何とかとれた・・・・幸い、昼夜両方とか贅沢言う人はいなかったので。
ほっとしてると、母から電話。「ねえ、8月の演目は何?」 ばあちゃん!今日7月分取れたばっかなんだけど・・・はいはい調べます(溜息)。 松竹のホームページに載ってますな。
8月は納涼歌舞伎、三部に分かれてます。さあ、皆さんなんと言ってくるでしょうね。
個人的には3部全部見たい、当然鯛焼きコース(3階席)ですが。 

演目の中で気になるのが「たのきゅう」
これこういう話ですよね。
だとすると三津五郎さんの早変わりが見られるかな? そして、自分の勘違いから、たのきゅうにコケにされたおまぬけなおろちを染ちゃんがやるんだ・・・。
何か面白そう。 踊りの上手なお二人だし、楽しめそですね。

# by weitsicht | 2006-06-13 15:32 | 歌舞伎
金毘羅歌舞伎
金毘羅歌舞伎TVでの放映があったのですね、知らずに何気なくチャンネル回したところ丁度「浮世柄比翼稲妻」が終わったとこでした。一瞬、すご~~く落ち込んだけど気を取り直し、座りなおしてテレビ観劇。
三津五郎さんの踊り、ちゃんと見るのは初めてでした。ちょっと前に、五月の歌舞伎座で、お芝居の中で踊る三津五郎さんを見て、この人の踊りじっくり見たいなあと思ってたのでラッキーでした。

「浅妻船」から「まかしょ」への変化舞踊。

最初の「浅妻船」、とてもきれい、当然のことながら、あの歌舞伎座でのむさいおじさんの風情は微塵もありません。 「まかしょ」も軽い踊りです。三津五郎さん、こちらの方が得手かな?
この方の踊り、やわらかくていいですねえ。

色彩間苅豆

亀治郎さん、恐かったです。あの、海老蔵さんをも圧倒しそうなほど。 お七といい、こういう強烈な情念みたいなのを必要とする役がうまいですね。いつか彼のお岩さん、見てみた・・・・くないかも、マジで怖そう。
ふと思ったのですが、亀治郎さんに、「三社祭」なんか踊ってもらいたいなあって。 ああいった粋な踊りをどんな風に踊るか見てみたいです。
海老蔵さんは5月の歌舞伎座の牛若伝次郎もそうですが、色悪良いですねえ。 この辺、がんばって極めていただきたいですね、個人的には。
悪党が好きなものですから。 
# by weitsicht | 2006-06-12 15:34 | 歌舞伎
バッハオルガン作品全曲演奏会 第4回
昨日、日大カザルスホールにパイプオルガンの演奏会を聞きに行ってきました。
奏者は吉田恵さん。
良し悪しは分かりません。 なんせ、パイプオルガンの演奏聞くのは3回目ですから。
しかも1回目はTVで放映されたのを見てたものです。 りっぱなコンサート会場で、外国の方が演奏していて、荘厳なというかとてもゴージャスな雰囲気でした。
2回目はドイツの田舎町の教会でミニコンサート。 ぐっと素朴ででも何故かしら心洗われる感じがして、場所がらかとても宗教的な雰囲気がありました。
そして、今回。
カザルスホールというのはとてもきれいでこじんまりしたホールです。
前半はオルガン小曲集を中心に、 ちょっと教会で聞いたオルガンと似た雰囲気でしたが、後半は、ぐっと重い感じに。 目を瞑ると一人の人が演奏してるというより、何人もの人が演奏している旋律が重なり合っていくみたいで、ステキ。
最後の「トッカータとフーガニ短調(ドリア調)」は すばらしかったです。
パイプオルガンって楽器も演奏する人も舞台の上の方にいるせいか、音が上から降ってくるような感覚があります。上から降り注ぐ美しい旋律を身体に浴びて、ちょっと贅沢な気分が味わえる2時間でした。

パイプオルガンって演奏する曲によって横にあるパイプみたいのを押したり引いたり、鍵盤の上の扉を開けたり閉めたり・・・開ける角度も違ったりして、補助の方がいるのですが、中々忙しい。 
で、音がどう変化するかって、イマイチわからない音痴な私・・・・。
まあ、お値段も四千円とお手ごろだし、また聞きに来ようかな。
タイトルにもなってますが、吉田さんは2004年の12月から、バッハの全オルガン作品(250曲あるそうな)を12回に分けて弾く計画をされ、今回が4回目・・・・・思えばなにと壮大な。
次回は12月の予定らしい。
# by weitsicht | 2006-06-11 22:17 | 雑記
新橋演舞場  五月大歌舞伎
夜の部に先立って昼の部みてきました。

ひと夜

遅刻しました。見たのは最後の十数分、訳も分からんとただボーゼンとおとよ(芝雀)さんと松太郎(信二郎)のバカップルを眺めていました。 多分、あの時の私の顔は舞台にいる彼らよりはるかに間抜け面だったと思います(笑) 最初から見たかったなあ。

寿式三番叟

一言でいえば久しぶりに気持ちよく踊りを見ることができました。
本当、裾踏むんじゃないかとか、まを外すんじゃないかとか、中村屋兄弟みたいに暴走してしまうんじゃないか(弟君限定)とかいう心配を全然せずに、しっかり楽しめました。
種太郎君の千歳は端正で、将来が楽しみですね。歌六さんの翁も良かったです。
そして、染五郎さんと亀治郎さんの三番叟、すばらしかったです。 踊り初めから目が一瞬も離せない。
踊っていくうちにどんどんお二人が大きく、舞台が狭くなっていくようでした。
お二人の踊り違うんですよね、まあ、個性というかお師匠も違うしね。 決まったとき目線を向ける先くらいはそろえたらって思わないでもないけど。 でも、そんなこと見てるうちにどうでもよくなってくる、息が合ってるからか。 
前に橋之助さんと染五郎さんの関三奴を見たときのどうしようもない決まりの悪さ、性格付けが違うというのもあって踊りが違うのはいいのだけど、何かもう一つって・・・・ああ、息が合ってなかったんだって今回の踊りを見て気づきました。
二人が競い合うようにまた、踊りと義太夫と囃方も競い合うようでいて、しっかり息があっている、そして客席も呑み込んでいく。 いいもの見せてもらいました。

夏祭浪花鑑

やっぱり吉右衛門さんっていいなあって・・・まずね、最初、牢から解放されたた時のむさくるしい姿が床屋から出てきた時には一変する、本当にかっこいいです。粋でいなせで。
そして、長町裏の場。殺しの場面ですが、一種様式化していてその一挙手一投足が美しい。そして、殺した後、逃げようとする団七のあせる姿、見ているこちらも思わず手に汗握ってしまいました。気持ちがしっかり入って行くんです。祭囃子がとても効果的でした。
他の役者さんも良かったです。特に三婦さんを演じた団四郎さん、思ってたよりずっと良かった。
信二郎さんの徳兵衛さんはね、やはり吉ちゃんと並んでしまうと、辛いかな。 でも素敵でした。
今回の歌舞伎、信二郎さん、朝から晩まで御活躍でしたね。
さて、問題は福助さんのお辰さん。 まず媚びるなよって、お辰さんとうのは美しい人だろうし、色気もあるでしょう、でも媚びるような人じゃないはずだ。と、私は思うんだけど。まあ、それは役の解釈の仕方と許してもでもね、なんで、三婦に迫るところで、三度目のさぶさぁ~んで笑いが出るわけさ? 
ところでこの話って本当は浪花の話です。でも、今回は見事に江戸前でした。 昔もこちらでやるときには祭囃は江戸前でとか変えていたそうですが。 中途半端に浪花風にされるよりいいかも。
という事で、ホンマモンの夏祭浪花鑑、藤十郎さんの見てみたいなあ。
少し、話変わりますが、この話では義平次がとても大切です。彼の強欲さ意地の悪さがしっかり描かれなければ団七の殺しに納得ができないし、「悪い人でも親は親」ってあのセリフも生きてこない。歌六さんしっかり演じてました。
でも、雪駄で団七の額に傷を負わせたたところで、男の額に傷を負わせるというのは大変な屈辱を与えるという事なのだと、イヤホンガイドで言ってましたよね。 ほう、なるほどと思ってもその時の団七の屈辱感って頭で理解できても感覚的にはもうひとつなんですよね。 額じゃなくても身体のどこでも傷つけられたら、腹立つべ、頭くるべ・・・額が特別・・・・この辺昔の人ならすっと入ってくるんでしょうね。それを、知識で脳内補完しなきゃいけないイマビトの自分としてはそれがちょっと残念かも。
# by weitsicht | 2006-06-08 16:57 | 歌舞伎
新橋演舞場 五月大歌舞伎
夜の部の続き・・・

松竹梅湯島掛額
吉祥院お土砂

これを見て、自分が吉右衛門さん、すごく好きだって事はっきり自覚しました。
何やっててもわいいよ、 ゆるせちゃう。
ギャクとかすべってもさ、 他の役者さんだったら、鼻白んだり腹立てたりするようなことも、きっと吉ちゃんならゆるしちゃうんだ、自分。
こういうのを贔屓、いや、えこひいきって言うんだよね(笑)
まあ、贔屓目で見なくても楽しめる演目です。 亀治郎のお七はかわいいし、染ちゃんの吉三郎はとてもきれい・・・・彼は、こういう優柔不断な優男がとても似合いますね。 三十過ぎても前髪が似合うか。。。。
で、信二郎さん・・・・・十二夜の大篠左大臣役や、その前の信虎配膳でのイメージがあったので、昼の部の松太郎にもおどろいたけど。。。。こういう役もやる人だったんですね(^^ゞ
皆が鸚鵡を繰り返す身体が二つほしいの後、 23日はYMCAでした。吉ちゃんは腕組で言ってましたが、後の皆さんは振り付きで。 24日はあっさり二つほしいわいって力を入れて言うだけでした。 日によって違えてたみたいですが、もしかして種切れ、、、楽はどうだったんでしょうね。
個人的には叔父様にいじられてる染ちゃんが生真面目に「父親の鑑です」って言ってるのが妙にツボでした。

四ッ木戸火の見櫓の場

話はど~んと飛んで、 かの有名な火の見櫓の場。
亀治郎さんの人形振りです。 人形ぶりとしては多少荒いかなって思う部分もありましたが、すばらしかったです。 本当の世間知らずのか弱いお嬢さんという風情だったお七が吉三郎に会いたい一心で激しい情念の塊になってゆく。。。思わず引き込まれました。
すさまじい情念を見せても、この方の踊りは生々しくないのがいいです。とても美しい。
一緒に行った友人は福助さんの娘道成寺が目当でしたが、しっかり亀治郎さんのファンになって帰っていきました。
しかし、最後に櫓で太鼓を打つ場面お七の衣装と黒髪と雪。。。。あの絵を最初に考えた人ってすごいってあらためて思いました。

2日連続でとっても幸せの気分で過ごして。。。。いやぁ 贅沢だなあって。
でも密かにもう一回見たいと思ったりしててね。
# by weitsicht | 2006-06-05 16:55 | 歌舞伎
新橋演舞場 五月大歌舞伎
見てきました。
23日、24日、二日続けて・・・。 
どうせ見るなら、ちょっと日にちを空けて見りゃいいのだけど、そこはそれ、色々事情がありまして。
席は7列目の上手と、ほぼ同じ位置の15列目。
同じ芝居を2回見るのは初めてです。 
生身の人間が演じるのですから日によって舞台が違ってくるのは当然ですが、客席の反応もずいぶん違ったりして、面白かったです。

石川五右衛門

ハイ  楽しませてもらいました。 吉右衛門さん、さすがです。
つづら抜けですが、 7列目の時はちょうど真横から見ていたので、つづらの横ばパカパカいってるのが妙に気になってしまいました。
で、あ、 これが宙乗りなのね・・・・・・と イマイチでしたが。
15列目の時は上に上がった時の高さとかすごく感じて(つづらの横が目に入らなかったし^^;)
何か前の日と全然違う迫力がありました。・・・座ってる場所でこんなに違って見えるものなんでしょうかね?
そして染五郎さん、 壬生村街道の場は中々でしたが・・・どうしたって五右衛門さんと幼馴染にゃあ見えません。 まあ、結構ふてぶてしい雰囲気が出てて悪くなかったですが。 大きさでは吉右衛門さんとは勝負にはまだね、ならないよね。
大詰の南禅寺山門の場、絶景かな、絶景かなの五右衛門さん・・・・ううう、この一瞬の為に今までの話があったのだと思えるくらい、ハイ、眼福でした。
そして山門の下の此下藤吉、何故か、とても美しい。。。。。。 巡礼に御報謝って、この場面とっても好きなんだけど、好きなんだけどね。。。まあ、甥っ子と互角とかいわれたら、吉ちゃんの方が悲しいよね。
という事で、染ちゃんがんばってください。

京鹿子娘道成寺

中村福助さんの道成寺です。
道行はなし、所化さん達がかわいらしい(笑)
踊りは今まで見た道場寺の中では一番古風な感じがしました。
面白かったのはえびぞりになった時のお客さんの反応、23日は拍手が起きましたが、次の日はため息が。 福助さん拍手されて乗ってしまったのか、えびぞり大判ぶるまい、次の日は控え目でした(笑)。 私は後の方が好きでしたけどね。この方のえびぞりとても綺麗ですが、物には限度ってものが。 それから、踊りながら顔に表情作るのはおやめなさい!!って言いたい。
そんなことしなくても手の動きからだの動きだけで十分に伝わってます、あなたの踊りは。
ところで、今更こんな基本的な事で誉められてもうれしくもなんともないでしょうけど、本当にしっかり腰が入って丁寧に踊ってるなあって、ほとんどゆれないだらりの帯を眺めながら、思ったりして。 この方の踊りは何時も丁寧で、ほとんど抜く事がないのがいいです。

松竹梅湯島掛額についてはまた後日。。。。多分書けると思います。
# by weitsicht | 2006-06-03 16:15 | 歌舞伎
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